弊社は1991年創業の古代エジプト専門の出版社です。
古代エジプトに興味を持ち始めた方はもちろん、今まで勉強してきた方たちにも満足していただけるような書籍を出版し続けることを目標としております。
News around Egyptでは、現代のエジプト情報や最新の発掘や発見情報を、
Medjatでは展覧会情報や古代エジプト時代の小話などを掲載していきます。
Books on Saleでは弊社の出版物の紹介をさせていただいております。
また、弊社の豊富な写真資料の貸し出しも行っております。
条件などはお気軽にメールでお問い合わせください。
株式会社 弥呂久
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エジプト航空(MS)が12月7日から成田/カイロ線を週2便に増便する事になりました!
現在はカイロ発土曜日、成田発日曜日で運航しているのですが、
カイロ発木曜日、成田発金曜日を増やす計画で、政府認可申請予定だそうです。
運航機材は現在と同じB777-300ER型機で、
ビジネスクラス49席、エコノミークラス296席の計345席となります。
運航スケジュールは以下の通り。
▽成田/カイロ線運航スケジュール(12月7日~)
MS965便 NRT 21時20分発/CAI 04時30分着※翌日(日)
MS965便 NRT 20時55分発/CAI 04時00分着※翌日(金)
MS964便 CAI 23時40分発/NRT 18時30分着※翌日(土)
MS964便 CAI 23時40分発/NRT 18時25分着※翌日(木)
より、行きやすくなりますね!
気候変動の関係か、近年カイロでも冬はかなり冷え、現地のエジプト人はスキーウェアのような上着を着ています。コプト教とイスラム教のクリスマス(イーサーの誕生祭)は、日本のクリスマスと趣が違ってまた楽しいです。是非、お訪ねください!
台湾の楓書院さんから弊社の新刊『ヒエログリフ文字手帳ー自然風土のめぐみ編』『ヒエログリフ文字手帳ー人びとの暮らし・生活編』が共に中国語に翻訳されて出版されました。
販売開始から約2週間でほぼ完売したようです。
嬉しいことです。
イスラム教にとって大きなお祭りであるイード・アル=アドハー(犠牲祭)がいよいよ始まります。
今年は9月1日から4日です。
初日はメッカ巡礼(ハッジ)の最終日でもあります。
日本では「犠牲祭」と意訳されることが多いです。
これは聖書にも載っているイブラヒーム(キリスト教のアブラハム)が神に自分の信仰心の証拠として自分の息子イスマイール(キリスト教のイシュマイル)を犠牲として捧げたことによります。
神はこの行いでイブラヒームの信仰心を讃え、息子を生き返らせた、としています。
イスラム教の人びとはこの期間、アッラー(神)への捧げ物としてヒツジ、ウシやヤギなどを屠り、貧しい人びとと分かち合います。
大まかにとらえると、キリスト教はユダヤ教を下敷きとし、イスラム教はキリスト教を下敷きにしています。
それぞれの登場人物は発音こそ少し違いますが、引き継がれています。
イエスはイーサーとしてムハンマドの前の預言者としてクルアルーンに登場します。
つまり大元にさかのぼればユダヤ教もキリスト教もイスラム教も同じ神を崇めているのです。
ただ、解釈が違うのです。
この解釈の違い、は、しかし、とてもやっかいな問題です。
同じキリスト教徒同士でも、カソリックかプロテスタントかで殺し合いの戦いが起こりますし、同じイスラム教でもシークとスンナも互いに敵対しています。
詳しくない人から見たら同じにしか見えないのに、同じなのに少し違う、その少しが許せない、ということは、なんて悲しいことなんでしょう。
みんなが少しずつ、自分との違いを認め、理解できないとしても容認できれば、きっとこの世界はもっと住みやすくなるのではないでしょうか。
最近の東京の天気がおかしいですね。
ちょっと前まで猛暑もかく極まれり!という感じに昼夜問わず蒸し暑かったのが嘘のようです。
なんだか急に涼しくなると疲れがどっと出てきますね。
食事もなんだかあたたかいものを食べたくなる梅雨時のような感じです。
本当に8月中旬なんでしょうか…
エジプトも割合涼しいようです。
とはいえ、もともとエジプトは気温こそ高いですが、湿気が日本に比べて恐ろしく低いのでずっと過ごしやすいのですが(個人の感想ですが)。
どんなに暑い日でも分厚いガラスのグラスになみなみと注がれた熱々の紅茶をたっぷりの(グラスの底1cmぐらいたまるほど!)砂糖を入れて飲むのがエジプト流。最近はミントの生の葉をその上に一枝載せてシャーイ・ベナーナにして飲むのが流行っているようです。
熱い飲み物を飲むことで暑さを乗り切るのはかつての日本でもよく見られた習慣です。
暑い日に熱い緑茶を飲むと不思議と身体が楽になるものです。
特に最近は冷房が効きすぎて気づかぬうちに身体が冷えていることも多いように感じます。
是非、何回かに一回は冷たい飲み物のかわりに暖かいとってみてください。
ムハンマド・アリ・モスクから約4.5km、オールドカイロ地区のコプト博物館から約4kmと、ちょうど中間地点に建設された「エジプト文明博物館」が、2月にソフト・オープンしていますね。
博物館が建てられたあたりはフスタートと呼ばれている地区で、アラブ人たちが一番最初に首都としてカイロを建設した歴史的な場所でもあります。
コンセプトは「エジプトの全ての時代における産業と工芸」の紹介です。石器時代からイスラーム時代を経て現在までを分野ごとに展示しています。
現在はソフト・オープンなので、5室あるうちのまだ1室しか公開されていませんが、そこだけでも陶器、織物、装身具、木工の4分野にわたって400点ほどの展示物を見ることが出来ます。
最終的にはカイロの考古学博物館のミイラ室が丸ごとこの博物館へ移動する予定だそうです。
展示スペースは日本人建築家の磯崎新氏が手がけています。
2万3千㎡におよぶ広大な敷地には、この文明博物館の他に国際会議場、映画館、レストラン、カルチャーセンターなども併設される予定です。
開館時間 /9:00〜17:00
入場料 /60ポンド
カメラ・チケット /50ポンド(ただしフラッシュ撮影は禁止)
もし本当にミイラ室のミイラたちが全部移動したら、カイロ考古博物館の目玉がまたなくなりそうですね。トゥトアンクアメン(ツタンカーメン)の遺物は大博物館に移動する予定ですしね。
まだ、まだ展示していないだけで沢山素晴らしい遺物がある、と、考古庁は言っているようですが。。。