ムハンマド・アリ・モスクから約4.5km、オールドカイロ地区のコプト博物館から約4kmと、ちょうど中間地点に建設された「エジプト文明博物館」が、2月にソフト・オープンしていますね。
博物館が建てられたあたりはフスタートと呼ばれている地区で、アラブ人たちが一番最初に首都としてカイロを建設した歴史的な場所でもあります。
コンセプトは「エジプトの全ての時代における産業と工芸」の紹介です。石器時代からイスラーム時代を経て現在までを分野ごとに展示しています。
現在はソフト・オープンなので、5室あるうちのまだ1室しか公開されていませんが、そこだけでも陶器、織物、装身具、木工の4分野にわたって400点ほどの展示物を見ることが出来ます。
最終的にはカイロの考古学博物館のミイラ室が丸ごとこの博物館へ移動する予定だそうです。
展示スペースは日本人建築家の磯崎新氏が手がけています。
2万3千㎡におよぶ広大な敷地には、この文明博物館の他に国際会議場、映画館、レストラン、カルチャーセンターなども併設される予定です。
開館時間 /9:00〜17:00
入場料 /60ポンド
カメラ・チケット /50ポンド(ただしフラッシュ撮影は禁止)
もし本当にミイラ室のミイラたちが全部移動したら、カイロ考古博物館の目玉がまたなくなりそうですね。トゥトアンクアメン(ツタンカーメン)の遺物は大博物館に移動する予定ですしね。
まだ、まだ展示していないだけで沢山素晴らしい遺物がある、と、考古庁は言っているようですが。。。
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