王のミイラの行進にスフィンクス街道の整備を祝うイベント開催!
コロナで全世界が自粛ムードの中、2021年4月3日に、カイロ博物館から新しい文明博物館へ48体の王と王妃のミイラの移動が行われました。日本なら大手運送業者が運搬するところですが、エジプト政府はこれを大きなエンターテイメント化し、世界配信しました。ちょっと長いですが、とにかく壮観です!是非、ご覧下さい!
https://www.youtube.com/watch?v=bnlXW7KZl0c
くわえて、2021年11月26日にカルナック神殿とルクソール神殿を繫ぐスフィンクス街道の修復が終わり、それを祝して同じく大きなイベントを催しました。世界各国の首相などを招いて行われたこのイベントも、ルクソールとエジプトへの観光のアピールとして、全世界に配信されました。ちょっと長めですが、これも一見の価値ありです!是非、ご覧下さい!
https://www.youtube.com/watch?v=sL36V1FFhhU
日本も他の国々のように、エジプトへまた、渡航できる日が早く訪れますように!
トゥトアンクアメンの墓で新発見!?
2015年9月28日、悲劇の少年王として有名なトゥトアンクアメン(ツタンカーメン)の王墓に、さらに2つの部屋がある可能性が示唆されました。調査隊の代表であるイギリス人考古学者ニコラス・リーブによる発表では、今、棺が置かれている埋葬室の奥の壁(下図のy;口開けの儀式をアイがトゥトアンクアメンに行っている壁画のある壁)の向こう側に埋葬室と考えられる部屋と頭側の壁(下図のx;夜の12時間を表すマントヒヒの描かれた表の描かれた壁)の向こう側に倉庫があるのではないかと考えられています。
11月13日に日本の地中探査の機械が入って本格的な調査が始まります。その様子はいずれテレビで放送される予定です。リーブ博士はネフェルティティの墓室が隠されているのではないかと考えているようですが、エジプト考古学局マムドウフ・エルダマティ大臣などはまだその説について懐疑的です。
今回の調査で予想通り空間があることがレーダーで確認が出来ました。ただし、より詳しい調査は来年2月に再開される予定の第2回目の調査に期待したいところです。
トゥトアンクアメンの黄金マスクの髭はどうなる!?
先日、破損されたトゥトアンクアメン(ツタンカーメン)の黄金マスクの髭ですが、現在、順調に修復作業と調査が進められており、12月中旬には作業を終了させる予定であると発表がありました。
年末までには一般公開を再開することを目標にしていることを考古庁は明らかにしました。
また、エル・ダマティ考古学庁大臣は、12月1日から来年の1月7日まで、カイロ博物館での写真撮影が無料することを発表しました。
ただし、従来通りフラッシュや三脚の使用はできません。
1月8日以降についてはかつての撮影料に戻るのかどうかはまだ検討中だそうです。
トゥトアンクアメンの黄金マスクから
ネフェルティティの名前が!
2015年末にトゥトアンクアメンの黄金マスクの髭の修復作業と同時にすすめられた調査によって、黄金のマスクに刻まれている名前が前王アクエンアテンの王妃として、また絶世の美女として有名なネフェルティティの名前を削った上に刻みなおされていたことがわかりました!
これまでネフェルティティ王妃はアクエンアテン王亡き後、しばらく王として即位したとも言われていたのですが、ほとんどその証拠がありませんでした。しかし、この黄金のマスクが本来ネフェルティティのためのものであったのなら、彼女もハトシェプスト女王のように、自らを男性の王の姿で作らせていたということ、つまり、王として即位していたことになります。
額が2女神の姿で飾られているのも女性用であったなら納得です。
また、トゥトアンクアメンの墓から新たに見つかった2つの部屋の1つがネフェルティティのものである可能性も高まったといえましょう。
まだまだエジプトは私たちに隠していることがたくさんありそうです。
これからの調査結果によって多くの新発見が起こりそうですね!
第23回ルクソール国際マラソン
2016年1月15日、AIMS公認、ルクソール国際マラソンが開催されます。
種目はフルマラソンだけでなくハーフ、キッズ・ラン、ウォーキングなども用意されていて、参加者の体力にあわせての参加が可能です。
ルクソール西岸の古代遺跡を眺めながらのマラソンは、他では体験することの出来ない素晴らしい経験となるでしょう。
エジプトではマラソンはサッカーの次に盛んなスポーツで、サッカラやダハシュールなどのピラミッド群を見ながら100kmを走るファラオニック・マラソン、紅海沿岸リゾート地を走り抜けるシャルム・エル・シェイク・ハーフ・マラソンなどが有名です。
是非、一度参加してみませんか?
新しい太陽の船の発見!?
アブ・シールのピラミッド近くで木造の船が埋められていたことが発見されました。
4,500年以上前の船で全長18mのこの木造船が見つかったのは、2013年から発掘調査が続けられているアブ・シールのマスタバ墳近くです。
発掘に携わっているチェコ隊によれば、同時に発見された土器などからも第3王朝末から第4王朝時代のものであると考えられています。
さらなる調査に期待したいですね。
エジプト観光がどんどん活性化!
①2016年夏季
光と音のショー スケジュール!
②カイロ考古学博物館夜間開館!
カイロ博物館のカメラ撮影の無料期間が1月7日で終了し、今まで通りカメラチケットが50ELで販売されています。そして、なんと毎週日曜と木曜のみ、17:30~21:00(おそらく実際は20:45位まで)も見学可能となりました!
チケットは通常時間のものとは異なりますので、夕方に入場してそのまま夜まで滞在できるわけではありません。館内のお客様は16:45頃にいったん建物外に出され、改めて夜用のチケットで入り直すことになるそうです。
まだまだライティングなどが十分ではないようですが、一度、訪れてみたいですね。
③モハメッド・アリ・モスク夜間見学開始!
④アレキサンドリアのカイトベイ城塞の夜間見学開始!