先日、2018年3月頃にギザの大エジプト博物館(GEM;2016年10月のブログ参照)のソフト・オープンが決定したという発表がありました。
これにあたって、本格的に遺物の移動が行われるようになるようです。
ギザの大エジプト博物館は「古代エジプトの芸術」、カイロ考古学博物館は「王権と神々」というテーマにそれぞれ沿うように所蔵品を割り振っていく予定のようです。
と言っても、トゥトアンクアメンの遺物は基本的に全て大エジプト博物館(GEM)のほうに所蔵されることになっています。へテプへレス王妃の遺物も同じく移動になるようで、かなりきらびやかな所蔵品が大エジプト博物館のほうへ移ることになりそうです。
クフやメンカウラー、カフラーはカイロ博物館への居残り組です。
ミイラは文明博物館(2016年11月3日のブログ参照)に移動するようです。
すでに小さな所蔵品や地下の倉庫に納めてあった所蔵品を修復もかねて順に大エジプト博物館(GEM)へ移動していましたが、この度、トゥトアンクアメンの遺物の中でも大型で有名な戦車や儀式用ベッドも移動されました。
一番関心の集まる黄金マスクや棺、厨子の移動は本格的な開館の直前ではないかということです。
出来るだけ見られない時期が短くなることを祈っている今日この頃です。
楽しみですね!
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