観光大国のエジプトですが、年に何度か観光客が放っておかれてしまう時期があります。
おそらく一番有名なのがラマダンとそれに続くイードの時期です。
これはムスリム人口が多い国であればどこでもそうなりますが。
また、予言者ムハンマドの誕生日も前後は役所仕事もラマダン同様滞り、いかんともしようがなくなります。
遺跡での撮影許可の申請などは、これらの時期を外して早め早めに出さないととんでもないことになります。
気をつけないと放置され忘れ去られ、こんな時期に出したそっちが悪い、という対応になります。
そして彼らにとってそれは正当で有り、全くもって当たり前な話、となります。
一昔前の日本も、年末から松の内までまともにお店も開いていませんでしたし、会社も銀行も動きませんでしたから、よく考えればそれほど非常識な話ではないのですが。
ちなみに、現在進行形でエジプトはラマダンでもムハンマドの誕生日でもないのにちょっとした麻痺状態になっていて、いろいろな仕事が滞っています。
原因は国民的スポーツ、サッカーのアフリカ・カップが開催されているからです。
エジプト・チームが試合をする日は、誰もがそわそわし、試合時間の間はほぼ仕事になっていません。
普段なら客引きをしているタクシー運転手たちや店員たちも仕事そっちのけでサッカーの試合に夢中になってしまうのです。
今年は決勝戦にまで勝ち上っているのでなおさらのようですが。
是非、優勝してもらいたいものです。
コメントをお書きください