エジプトのクリスマス事情

イスラム教は聖人の誕生日を祝います。

対してキリスト教ではイエス以外の聖人は殉死した日をその聖人の日として祝いを行います。

聖ヴァレンタインが殉教した日が2月14日なのでヴァレンタインの日となっているのがわかりやすいところでしょう。

ちなみにイエス・キリストはイスラム教では聖イーサーで、やはり誕生日は祝う日となっています。

観光大国であることもあり、エジプトでもクリスマスは一大イベントです。

クリスマスツリーなどもホテルやデパートなどに飾られます。

常夏の国という印象を持つ方が多いでしょうが、冬はさすがに寒く、霙交じりの雨がふったりするので、スキージャケットのような上着がカイロでは必要です。

空気も澄んで、きちんとクリスマスらしい寒さと雰囲気になります。

ちなみにエジプト独特のキリスト教徒であるコプトの人々は、クリスマスは東方の三賢者が幼子イエスの生まれた厩戸にたどり着いたとする1月7日としています。

 

それゆえエジプトでは12月25日を過ぎても1月7日までクリスマスの飾りが外されることはありません。

クリスマス前から松の内までエジプトにいたことがあるのですが、なんとも変な感じでした。

お正月がなく、新年の7日までクリスマスのままで、それがすんだら普通の日なんです。

たぶん、もう何度か体験しないと慣れないのでしょうね。

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