鳥の羽根は古代エジプトではけして軽いものではありませんでした。
「真実」を象徴し、真実と秩序を司るマァト女神そのものともされました。
ダチョウの羽ではないか、と、されますが正確には分かっていません。
死者がオシリスの審判の前で生前の行いの正しさを測られるのですが、これが文字通り秤に死者の心臓とこの羽根をのせ、どちらかに傾くことがなければ、無事楽園へと行くことが許されるのです。
軽やかで頼りないイメージの羽根にそれほどの重たい意味をつけた理由は、現代の私たちでは想像できないところです。
古代エジプト人と話す機会が出来たら、是非とも訊いてみたい疑問の一つです。
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