Ahram紙お勧めのカイロの庭園8選

カイロには景観の美しい公園や歴史のある庭園がいくつかあります。

Al-Ahram紙で、お勧めの8カ所を紹介していたのを読んだのですが、なかなか興味深いところがありましたのでご紹介します。

子どもたちが遊ぶ児童公園のようなものではなく、入場料の必要な庭園になります。

一人だいたい3エジプト・ポンド(だいたい20円弱)から高額な場所でも50エジプト・ポンド(だいたい300円ぐらい)ですが、カメラを持ち込んで写真を撮る場合、場所によってはさらに50ポンド必要なこともあります。

日本の庭園などで入園料が必要でもカメラを持ち込んで写真をとることにさらに料金が課される場所はほとんどないので不思議な感じですが、ここは遺跡でもカメラ・チケットを買わないと写真が撮れないのと同じ感覚なのかも知れません。家族がその庭園で楽しむ姿を撮る、というよりも景色を撮る、という感覚なのでしょうね。

8カ所のうち一番気になったのがザマレクにある水族館のある「Grotto公園」です。

元々は時の副王(へディーヴ)であったイスマイールが1867年に開いた庭園で1902年までは一般に開放されてはいませんでした(同時にギザの動物園も一般に開放されました)。

一番の特徴としてはナイル川に生息する様々な魚が観察できる幾つもの水槽があったことでしょう。

今でも水槽はあるのですが、ほとんどが空のようです。

それでもナイル川やその先の地中海のほうの魚も一時は観察できたようです。

また、開園当時の姿に戻る日が楽しみですね。

もう一つは、「日本庭園」と呼ばれる大きな池のある庭園です。

1917年に造園されたこの庭園は日本人が見たらまず「日本庭園」とは思わないですが、逆に海外の人々が「日本らしい」と感じるものと本当の「日本らしさ」の間のギャップを意識できる場所ともいえます。

鮮やかな色の足こぎボートの行き来する池を囲むように点在する巨大な真っ茶色の布袋様もどきや仏像とその両脇にずらっと座禅を組んでいる僧侶?の彫像は別の意味で圧巻です。

どちらも入場料は100円にも満たないので、余裕のある日程でカイロを訪れる方は一度寄ってみるのも一興かも知れません。

元記事には写真も豊富に掲載されていますので、よかったらご覧ください。

http://english.ahram.org.eg/NewsContentP/8/246451/Travel/-Exploring-Cairo-Eight-great-parks-for-an-autumn-p.aspx

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