現代エジプト交通事情・1

私が初めてエジプトに行ったのが約18年前なのですが、その時、道路を横断するのは、みんなでまとまって車の切れ目を狙って小走りでしました。

当時、知り合いになったエジプト人に「信号?ピカピカきれいな電気、としかエジプト人は思ってないよ」と言われました。

(実際、最近でもまだ一部でしか信号を守る習慣が根付いていないようです。)

当時からヨーロッパからの観光客などがリラックスを楽しむ場として人気があったアレクサンドリアでは、道路の真ん中の小屋に係の人がいて、信号を変えてるところもありました。

けっこう交通量の多い道路だったのですが、ドライバーたちが窓から顔を出して「いつまでそっちばかり青なんだ!こっちも通せよ!」と怒鳴ったりしていました。

私もそうなんですが、車を運転すると途端に短気になったり強気になる人がいるので、そのせいかもしれませんが、小屋のお兄さんは気の弱そうな若者で、怒鳴られると慌てて信号を変えていたのを覚えています。

手動の信号もそこでしか見たことがありません。

 

また、エジプト人はとにかくクラクションを鳴らすのが大好きです。

別に危険なことがなくても鳴らしているので、カイロなどの都会では、明け方の4時頃以外はずっと鳴りっぱなしで、慣れるまでなかなか寝付けなかったのもいい思い出です。

 

 

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